
Report
デザイン・コードの先へ − 空間から地域の個性を育てる|真鶴町編
株式会社New Stories
太田直樹
概要
前橋市の「めぶく。」と真鶴町の「美の基準」を手がかりに、空間を起点として地域の個性がどう育ち、蓄積されるのかを考えるレポートです。前橋はビジョン駆動、真鶴は対話駆動と出発点は異なりますが、どちらにも罰則で縛らない緩やかなデザイン・コードがあります。重要なのはルールそのものより、建築や土木に関する協議や実践を通じて地域らしさを更新していく運用の知恵です。このレポートでは、他地域にも応用可能なプロセスの条件を探ります。
本リサーチは2026年1月及び2月に実施しました。依頼主である株式会社トラスト・ファイブ、株式会社ロフトワークの承諾を得て公開する形になりました。
まちの個性とは、どこからくるのだろう。そのまちの良さについて、都会の人々は「住みやすさ」として利便性を語り、他の地域ではどこに行っても皆一様に「自然がいっぱいで、人々がいい」と言う。それらの言葉だけでは、あまりに抽象的だ。
たとえば、路地に差し込む光はどうだろう。細い道を歩む体験、そこですれ違う人との距離感はどうだろう、会話のきっかけはどうだろう。昔ながらの小川を気持ちよく眺められるストリートでのひととき、レンガの街並み、そぞろ歩いていると不意に出現する建築家たちの作品が、日常に与えてくれる刺激や影響はどうだろう。そしてそれらが人為的に護られ、築かれた「設計」だとしたら。
真鶴と前橋、ふたつのまちの共通点は、長い間眠っていたオリジンがごく一部の人物によって高い解像度で再発見され、そのオリジンを現代に浸透あるいは拡大させるかたちで可視化されていったことだ。いまや多くの人々がまちに関わり、対峙する。その結果がまた、まちに表れる。空間は、人々の意志を蓄積する。ふたつのまちでは、それぞれ異なる経緯でこのことを証明しつつある。
共通することは、ビジョンやルールを作っただけで終わるのではなく、その後の運用に知恵と行動力があるということだ。デザイン・コードそのものより、デザイン・コードがまちにどう存在できるか、丁寧な対話を重ねながら実装していく、しなやかなエネルギー — 前橋市と真鶴町のリサーチは、その核心へとわたしたちを連れていく。
田中元子

神奈川県真鶴町

群馬県前橋市
群馬県前橋市では、2016年に前橋ビジョン「めぶく。」が制定され、街づくりが活発になる。白井屋ホテル(2020年)、しののめ信用金庫前橋営業部ビル(2022年)、まえばしガレリア(2023年)、馬場川通りアーバンデザインプロジェクト(2020〜24年)などが、子供・学生からお年寄りまでの居場所の連鎖となる。ビジョン駆動型で、「県庁所在地のなかで最下位を争う状態(前橋市出身・JINS創業者の田中仁さん、2012年)」の前橋市の地価が、暮らしの質の向上を伴う形で上昇している。
神奈川県真鶴町では、バブル期の急激なマンション開発に対して、漁村らしい穏やかなまちなみを守り育てるために、1993年に住民が参加して「美の基準」を制定。真鶴の生活や文化に根ざしたデザイン・コードとして、美しい空間を継承していく8つの原則と、「静かな背戸(路地)」「少し見える庭」など69のキーワードが30年以上運用されている。ポストモダンの街づくりとして建築家C・アレグザンダーが提唱した「パタン・ランゲージ」を元にした真鶴らしい“名付け得ぬ質”を味わえる。
2つの地域に共通するのは、ゆるやかな(強制や罰則がない)デザイン・コードがあること。ただし、それらは他の地域で展開できる普遍的な「成功モデル」ではなく、土地や個人に固有のものと著者は考えている。したがって、簡単には他地域に「横展開」できない。

そして、本質的な知恵はデザイン・コードそのものではなく、運用のプロセスにあると考えている。他の地域に展開できるのは、むしろプロセスではないか。
「めぶく。」や「美の基準」という抽象的な理念が、建築や土木を通して具体化し、地域に変化をもたらしたのはなぜか?前橋市や真鶴町については様々な記事や書籍が既に出ているので、本レポートは以下の観点から、2つの地域の特徴を共有する。
1.変化が始まった頃と現在の状況
2.変化を象徴する空間の観察
3.デザイン・ルールを運用する知恵
4.空間をデザインする緩やかなルールの可能性
5.参考資料リスト
自己肯定としての美
“真鶴はこれでいい”
リゾート法が1987年に施行され、全国で大規模開発が増加した。真鶴町は約1万人いた人口が1970年をピークに減少し続け、90年代には、9,000人を切ろうとしており、石材業(小松石)や漁業、観光などの産業は衰退の一途であった。他の海沿いの街と同様、リゾート開発の波にのって、7階建てのマンションが建設され即日完売したことを契機に、一挙に47棟の大型マンションの計画などが押し寄せてきた。町の人口のおよそ半分に相当する4,000人の人口増になる開発計画を歓迎する住民がいる一方で、景観が乱されることや、インフラがパンクすることへの不安を感じる住民も多くいた。学校や診療所の不足、道路の狭さ、何よりも、大きかったのは「水」の問題である。真鶴町は水資源に恵まれず、隣の湯河原町の援助に頼ってきた経緯があり、水が不足することにより、日常の生活が崩れてしまうのではないかという不安が住民にあった。まちの意見が二分するなかで町長選挙が行われ、僅差で開発反対派の町長が選出された。

合法的に開発を進める開発事業者に対して、水の供給をどうするか。多くの対応策が検討されたが、いずれも長短があり、行き詰まった。その中で生まれたのが「美の条例」である。「真鶴はこれでいい」というデザイン・コードが、まず専門家の外の目が入り、さらに住民の3分の1が参加した結果としての「自己開示」として生まれた。
その後、30年以上にわたって、美の基準を機械的に当てはめるのではなく、「なぜあなたは建物をこうしたいのか」というコミュニケーションが行政と住民や企業の間で続けられている。69のデザイン・コードはツッコミどころもあり、他の地域で当てはまらないものもあると思われる。
真鶴では、どのような方針で建物や空間が作られているのか。
「美の条例」は真鶴町の伝統的な生活とそれを踏まえた「空間」を、「美の基準」として「言葉」で表したものである。「場所」「格づけ」「尺度」「調和」「材料」「装飾と芸術」「コミュニティ」「眺め」の8つを「美の原則」としてまとめ、それらの原則を具体化する69のキーワード(美の基準デザインコード)に細分化され、言語化されている。コミュニティが原則の一つとして入っているのは、90年代では珍しい。
運用は、見通しや美の基準につながる資源の有無など、遠景・中景・近景から敷地を丁寧に読む現地調査をもとに、その特徴を整理し、「美の基準リクエスト調書」を作成して建設行為者に提示、建設行為者との丁寧な対話型協議を経て「最適解を探す」という流れで行われる。「規制法」ではなく「創造法」として運用するという方針のもと、当事者が建築について「真鶴らしさ」という付加価値をどのように見出すか、行政が伴走しながら模索する。
空き家改修による地域拠点づくりなど、「社会的資源の創造的修復」を多様な主体とともに考え実践している建築家の伊藤さん(AMP/PAM(アンパン)代表)は、「真鶴出版2号店」のプロジェクトで「美の基準」に基づいた設計に取組み、美の基準についてコメントしている。
“真鶴の「美の基準」の場合は、いまある地形や地域の環境に、人間サイズの技術で寄り添った結果として生まれる生活空間に、美を見出しているんだと思います。外から何かを持ってくるのではなく、いまある生活と空間の分かちがたい関係を発見して、それを言葉にして、その言葉を自由に解釈してもう一度空間をつくることが求められていると思うんです。”(「パターンランゲージ」から理想の未来を描く 未来は自分で変えられる!市民主体のまちづくり:HITACHI Linking Society 2025.10.02)
最近の10年では、真鶴出版がハブとなってつながりと変化を生み出している。真鶴出版は、出版事業で真鶴を発信し、宿泊で真鶴に迎え入れ、まちのリアルを紹介する。開業から7年で、宿泊などを機に真鶴に移住したのは、28世帯62人になる(2022年5月時点)。
さらに、複数の事業者によって、訪問者と地域住民との接点となる場を地域住民同士のつながりによって複線化する仕組みができており、移住関心者は享受した地域内の住民との接点を「地域」としてとらえ、移住意思を形成している。
また、住民主体の活動が増加している。
名付け得ぬ質を味わう
「美の基準」はデザインのルールだが、美の基準を共有する本では「作法」という言葉が使われている。実際、ルールを守らなくても罰則はなく、ルール自体にも「ツッコミどころ」がある。どのような変化を生み出しているのか。
平成19年に、美の基準が施行されて初のマンションが建設された。開発事業者は最初は構えて来たという。それに対して「美の基準は御社の物件に対して価値を作るもの」という趣旨が行政から伝えられた。徹底した協議が行われ、事業者からの提案がいくつも出てくる。「眺める場所」という基準にならって、エントランスホールを挟んで海側と道路側がガラス張りにされ、通行者が向こう側の景色、相模湾まで見通せるようになった。マンションは発売後すぐに完売した。パンフレットには「日本一厳しい景観基準をクリアした物件」と記載されていた。
美の条例を10年間運用した卜部直也さんは、これを「パラダイムシフト」と呼ぶ。パラダイムシフトは大きな建築だけでなく、小さな体験のつながりを生み出ている。町の路地(真鶴では「背戸道」と呼ぶ)では、「静かな背戸」「街路に向かう窓」「壁の感触」などの基準に沿った空間が、歩いていると自然と挨拶をしたりするなど人と人のつながりを作り出す。また、「地の生む材料」は、真鶴が古来から小松石の特産地であることから、費用の安い木端石(立派な材料を取った後の石)の利用を勧めているが、最近は入手が困難になっている。それについて協議が行われ、真鶴らしい材料やデザインが工夫されている。
美の基準が作り出す空間について、定期的に広報が行われている。2025年にはJR東日本のイベント「駅からハイキング」の中で、真鶴出版の川口さんの企画、真鶴に拠点を置くクリエイティブチーム濁点のデザインで真鶴駅のポスターが制作された。

美の基準キーワードの駅提出ポスター(2025年)
運用の苦労が生み出した知恵
美の基準を含む美の条例は、施行された当初はいくつかの点で型破りだった。まず、90年代は都市計画は国を中心に行われていた。また、国内のまちづくりは「高さ制限」や「壁面後退」などの数値基準が中心であった。それに対して美の基準には数字がない。69の基準はどれも抽象的に書いてある。
そこに協議的対話が価値をつくる余白が生まれたが、卜部さんは「私が入った当時(2000年)から5、6年は条例がうまく機能していなかった」と運用の苦労を振り返る。
「ふさわしい色」とピンクの家の話は運用の状況を伝えている。この個人住宅は景観法が平成17年(2005年)に施行され、真鶴町が認定されてから、第1号の案件である。役場に施主から「壁をピンク色にしたい」という相談が来た。それに対して、卜部さんは「なぜピンクなのか」と相手の思いを聞くことから丁寧に始めた。そこには、真鶴を愛する施主の思いがあった。対話のプロセスから協議の環境が生まれた。その結果、施主の思いを反映する形で、赤を基調に周囲と調和する壁のデザインが出来上がった。
卜部さんは対話的協議のプロセスについてこのように話している。
“美の基準とは、対話と協議で「真鶴らしい景観とは何か?」を考えてもらうプロセスです。建物の協議で調わない場合、外構の植樹で勝負することもあります。極力、変更命令ではなく、協議を求めていく、「最適解」を探していくことを基盤にしています。”(変えないことが価値をつくる、生活景がいきづくまちづくり 〜真鶴町「美の条例」:NEXT WISDOM FOUNDATION 2016.10.07)
他方で、真鶴や「美の条例」の翳りも見られる。町の人口は減少が続いている。また、美の基準を「無視」した公共建築が指摘されている。
真鶴における今後の可能性で興味を引くのは、美の基準は行政基点だが、役場が介在しない形が志向されていることである。2015年にオープンした真鶴出版の存在が大きい。2026年に真鶴デザイン委員会が動き始めている。
個性の解放と運用の知恵
最後に、前橋市と真鶴町で生まれた知恵を整理したい。
用途ごとの分離や効率を最大化した近代の合理的都市設計とは異なり、ヒトやコトが出会う余白を設計に活かすことが有効ではないか。

“歩く暮らし”を増やしたいとする。そのために活用できるものはいくつかある。上の図にあるように、法律や市場ルール、また地域文化などの規範も有効である。注目したいのは、日陰・ベンチ・短い街区・安全な交差点などのゆるやかなルールである。法学者でサイバー空間に詳しい法律家のレッシグは、これを4つの制約原理における「アーキテクチャ」と名付けた。また、アーキテクチャは共創の知恵として位置付けることができる。この考え方は「パタン・ランゲージ」としてポストモダン建築を推進したアレグザンダーによって提唱された。
2つの概念/ツールを紹介する。
4つの制約原理は、2000年代に法学者ローレンス・レッシグが提唱した、人間の行動が、法、社会規範、市場、アーキテクチャ(CODE)の4つの要素で規制されているという概念。これらは相互に影響し合い、中でもアーキテクチャは創造的な余白をつくるとされた。クリエイティブ・コモンズなど、目に見えない設計として活用されている。
パタン・ランゲージは、1970年代に建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱した、人々が「心地よい」と感じる環境(街や建物)に共通する知識や秘訣を、共同体の知恵として言語化・体系化した手法。単なるルールではなく、状況、問題、解決の3つのステップで構成される。現在までに建築のみならず、Wikiに代表されるITやデザイン、組織論など様々な分野で活用されている。
念の為、前橋市や真鶴町は制約原理を参考にしているわけではない。本レポートにおいて、レッシグが提唱したアーキテクチャを参照する理由は、スマートフォン/SNSの普及からAIの実装において、アーキテクチャがサイバー空間だけではなくリアル空間で「見えない力」として作用していることがある。そして、その力は「見えない権力」として影響しうるが、パタン・ランゲージは、アーキテクチャを共創として位置付ける力がある。
また、パタン・ランゲージは「A Pattern Language」と表記されている。アレグザンダーは不定冠詞にしたのは意味があると書き記している。人々が固有のランゲージ(言語)をつくることが期待されている。そこに、地域や個々の事業者や住民の個性を解放する可能性があるのではないか。
但し、両者はこれまでにいくつかの実践を産んだものの、大きくスケールすることはなかった。なぜか?
前橋市と真鶴町のリサーチから、デザイン・ルールとセットになる運用の知恵が大事なのではないかと考えている。真鶴で取り入れられている「対話型協議」には5つのポイントがある。
1.デザイン・ルールから入るのではなく、場所から入る。土地や敷地の文脈を徹底して読む。遠景・中景・近景から調査を行う。「この場所にとって何がふさわしいか」を共通の土台にする。
2.現地調査を踏まえて、協議の叩き台を作成する。それは組織からの命令や指導ではなく、リクエストとして論点を整理し、当事者間で「何がふさわしいか」を具体的に検討できる形に翻訳する。
3.協議はリクエストに対する回答書から始まると考える。当事者同士の理由を言語化する。住民や事業者の意図は何か。実現できない点があれば理由は何か。他に同じ価値を満たす方法はないか。
4.住民や事業者の要求や希望の背景にある欲求やイメージを聴き、その場所や地域にふさわしい代替案を共創する。
5.“公平性”は画一性ではなく、プロセスの公開性で担保する。デザインルールはその土地らしさを起点とした抽象基準になる場合、「主観的ではないか」「公平か」という問いが繰り返し出る可能性がある。そこで、組織の一方的指導ではなく、住民や事業者を“基準を確定する当事者”として位置付ける。すなわち:一律の数値やルールを押し付けること
ではなく、
というプロセスの透明性で支える。また、協議の結果を個別案件で終わらせずに運用知に変えることが重要である。

株式会社New Stories 代表取締役
太田 直樹
挑戦する地方都市を「生きたラボ」として捉え、行政、企業、大学、ソーシャルビジネスを越境し、未来をプロトタイピングすることを企画・運営。2015年1月から2017年8月まで、総務大臣補佐官として地方の活性化やIoT、AIの社会実装に関する政策立案と実行に従事。2014年まではボストン・コンサルティング・グループの経営メンバーとして、アジアのテクノロジーグループを統括。シビックテックを推進するCode for Japan理事としても活動し、国内外のイノベーション人材とつながりを持つ。
参考資料リスト
「真鶴まちづくり条例 美の基準 Design Code」、真鶴町、1992年8月発行
「景観法における景観計画の構成と運用実態に関する研究」小浦 久子著、都市計画論文集 43.3巻(2008年)
「定性基準による協議許可型の景観形成手法の課題と可能性」小浦 久子著、都市計画論文集 45.3巻(2010年)
「一般的市街地の個性ある街並みの創出に向けた景観形成基準のあり方とその運用」高橋梢・内村雄二著、都市計画論文集 47.2巻(2012年)
「美の基準が生み出すもの ー生活景の美しさ」卜部直也著、日本景観フォーラム、2013年2月27日掲載
「変えないことが価値をつくる、生活景がいきづくまちづくり 〜真鶴町「美の条例」、NEXT WISDOM FOUNDATION、2016年10月7日掲載
「「道を通る経験」をデザインする。〈真鶴出版2号店〉思考のプロセス 」、colocal コロカル(リノベのススメ VOL.172)、2019年2月
「真鶴町視察レポート」、有限会社イーズ、2019年8月16日発行
「「美の基準」を出発点にSDGsを推進する、真鶴町」、新・公民連携最前線、2021年9月9日掲載
「首都圏の「過疎のまち」になぜ若い移住者が増えているのか?」、水の文化71号、2022年発行
「「泊まれる出版社」真鶴出版の現在地~静かで小さな暮らしを充実させる試みとは?」、ココロココ、2022年5月
「「美の条例」政策と地域アイデンティティの強化: ー真鶴町における日常生活の美の再発見―」秦 子琇著、第39回日本観光研究学会全国大会、2024年12月
「移住前の移住関心者と住民の関係構築が移住意思に与える影響」、大川朝子著、第39回日本観光研究学会全国大会学術論文集、2024年12月
「真鶴町 美の条例 自治体消滅時代と自治を問う」五十嵐敬喜・三木邦之編著、ほんの木、2025年9月12日発行駅からハイキング 神奈川県真鶴町JR真鶴駅、濁点、2025年掲載
アーキテクチャとパタン・ランゲージ
「パタン・ランゲージ―環境設計の手引」クリストファー・アレグザンダー 著・ 平田 翰那 翻訳、鹿島出版会、1984年12月5日発行
「CODE VERSION 2.0」ローレンス・レッシグ 著・山形浩生 翻訳 、翔泳社、2007年12月19日発行
「「パタン・ランゲージ」でつくる有機的な人の営み」太田直樹著、翻訳書ときどき洋書、2019年5月31日掲載
「「パターンランゲージ」から理想の未来を描く| 未来は自分で変えられる!市民主体のまちづくり」伊藤孝仁・丸山幸伸・沖田英樹対談、日立製作所・真鶴出版取材協力、2025年10月2日掲載
調査チーム
卜部直也(真鶴在住の個人として。真鶴町役場)
川口瞬(真鶴出版)
來住友美(真鶴出版)
藤井明香(真鶴在住の個人として。竹中工務店)
太田直樹(株式会社New Stories)
田中元子(株式会社グランドレベル)
片山とき(株式会社New Stories)

Report
デザイン・コードの先へ − 空間から地域の個性を育てる|真鶴町編
株式会社New Stories
太田直樹
概要
前橋市の「めぶく。」と真鶴町の「美の基準」を手がかりに、空間を起点として地域の個性がどう育ち、蓄積されるのかを考えるレポートです。前橋はビジョン駆動、真鶴は対話駆動と出発点は異なりますが、どちらにも罰則で縛らない緩やかなデザイン・コードがあります。重要なのはルールそのものより、建築や土木に関する協議や実践を通じて地域らしさを更新していく運用の知恵です。このレポートでは、他地域にも応用可能なプロセスの条件を探ります。
本リサーチは2026年1月及び2月に実施しました。依頼主である株式会社トラスト・ファイブ、株式会社ロフトワークの承諾を得て公開する形になりました。
まちの個性とは、どこからくるのだろう。そのまちの良さについて、都会の人々は「住みやすさ」として利便性を語り、他の地域ではどこに行っても皆一様に「自然がいっぱいで、人々がいい」と言う。それらの言葉だけでは、あまりに抽象的だ。
たとえば、路地に差し込む光はどうだろう。細い道を歩む体験、そこですれ違う人との距離感はどうだろう、会話のきっかけはどうだろう。昔ながらの小川を気持ちよく眺められるストリートでのひととき、レンガの街並み、そぞろ歩いていると不意に出現する建築家たちの作品が、日常に与えてくれる刺激や影響はどうだろう。そしてそれらが人為的に護られ、築かれた「設計」だとしたら。
真鶴と前橋、ふたつのまちの共通点は、長い間眠っていたオリジンがごく一部の人物によって高い解像度で再発見され、そのオリジンを現代に浸透あるいは拡大させるかたちで可視化されていったことだ。いまや多くの人々がまちに関わり、対峙する。その結果がまた、まちに表れる。空間は、人々の意志を蓄積する。ふたつのまちでは、それぞれ異なる経緯でこのことを証明しつつある。
共通することは、ビジョンやルールを作っただけで終わるのではなく、その後の運用に知恵と行動力があるということだ。デザイン・コードそのものより、デザイン・コードがまちにどう存在できるか、丁寧な対話を重ねながら実装していく、しなやかなエネルギー — 前橋市と真鶴町のリサーチは、その核心へとわたしたちを連れていく。
田中元子

神奈川県真鶴町

群馬県前橋市
群馬県前橋市では、2016年に前橋ビジョン「めぶく。」が制定され、街づくりが活発になる。白井屋ホテル(2020年)、しののめ信用金庫前橋営業部ビル(2022年)、まえばしガレリア(2023年)、馬場川通りアーバンデザインプロジェクト(2020〜24年)などが、子供・学生からお年寄りまでの居場所の連鎖となる。ビジョン駆動型で、「県庁所在地のなかで最下位を争う状態(前橋市出身・JINS創業者の田中仁さん、2012年)」の前橋市の地価が、暮らしの質の向上を伴う形で上昇している。
神奈川県真鶴町では、バブル期の急激なマンション開発に対して、漁村らしい穏やかなまちなみを守り育てるために、1993年に住民が参加して「美の基準」を制定。真鶴の生活や文化に根ざしたデザイン・コードとして、美しい空間を継承していく8つの原則と、「静かな背戸(路地)」「少し見える庭」など69のキーワードが30年以上運用されている。ポストモダンの街づくりとして建築家C・アレグザンダーが提唱した「パタン・ランゲージ」を元にした真鶴らしい“名付け得ぬ質”を味わえる。
2つの地域に共通するのは、ゆるやかな(強制や罰則がない)デザイン・コードがあること。ただし、それらは他の地域で展開できる普遍的な「成功モデル」ではなく、土地や個人に固有のものと著者は考えている。したがって、簡単には他地域に「横展開」できない。

そして、本質的な知恵はデザイン・コードそのものではなく、運用のプロセスにあると考えている。他の地域に展開できるのは、むしろプロセスではないか。
「めぶく。」や「美の基準」という抽象的な理念が、建築や土木を通して具体化し、地域に変化をもたらしたのはなぜか?前橋市や真鶴町については様々な記事や書籍が既に出ているので、本レポートは以下の観点から、2つの地域の特徴を共有する。
1.変化が始まった頃と現在の状況
2.変化を象徴する空間の観察
3.デザイン・ルールを運用する知恵
4.空間をデザインする緩やかなルールの可能性
5.参考資料リスト
自己肯定としての美
“真鶴はこれでいい”
リゾート法が1987年に施行され、全国で大規模開発が増加した。真鶴町は約1万人いた人口が1970年をピークに減少し続け、90年代には、9,000人を切ろうとしており、石材業(小松石)や漁業、観光などの産業は衰退の一途であった。他の海沿いの街と同様、リゾート開発の波にのって、7階建てのマンションが建設され即日完売したことを契機に、一挙に47棟の大型マンションの計画などが押し寄せてきた。町の人口のおよそ半分に相当する4,000人の人口増になる開発計画を歓迎する住民がいる一方で、景観が乱されることや、インフラがパンクすることへの不安を感じる住民も多くいた。学校や診療所の不足、道路の狭さ、何よりも、大きかったのは「水」の問題である。真鶴町は水資源に恵まれず、隣の湯河原町の援助に頼ってきた経緯があり、水が不足することにより、日常の生活が崩れてしまうのではないかという不安が住民にあった。まちの意見が二分するなかで町長選挙が行われ、僅差で開発反対派の町長が選出された。

合法的に開発を進める開発事業者に対して、水の供給をどうするか。多くの対応策が検討されたが、いずれも長短があり、行き詰まった。その中で生まれたのが「美の条例」である。「真鶴はこれでいい」というデザイン・コードが、まず専門家の外の目が入り、さらに住民の3分の1が参加した結果としての「自己開示」として生まれた。
その後、30年以上にわたって、美の基準を機械的に当てはめるのではなく、「なぜあなたは建物をこうしたいのか」というコミュニケーションが行政と住民や企業の間で続けられている。69のデザイン・コードはツッコミどころもあり、他の地域で当てはまらないものもあると思われる。
真鶴では、どのような方針で建物や空間が作られているのか。
「美の条例」は真鶴町の伝統的な生活とそれを踏まえた「空間」を、「美の基準」として「言葉」で表したものである。「場所」「格づけ」「尺度」「調和」「材料」「装飾と芸術」「コミュニティ」「眺め」の8つを「美の原則」としてまとめ、それらの原則を具体化する69のキーワード(美の基準デザインコード)に細分化され、言語化されている。コミュニティが原則の一つとして入っているのは、90年代では珍しい。
運用は、見通しや美の基準につながる資源の有無など、遠景・中景・近景から敷地を丁寧に読む現地調査をもとに、その特徴を整理し、「美の基準リクエスト調書」を作成して建設行為者に提示、建設行為者との丁寧な対話型協議を経て「最適解を探す」という流れで行われる。「規制法」ではなく「創造法」として運用するという方針のもと、当事者が建築について「真鶴らしさ」という付加価値をどのように見出すか、行政が伴走しながら模索する。
空き家改修による地域拠点づくりなど、「社会的資源の創造的修復」を多様な主体とともに考え実践している建築家の伊藤さん(AMP/PAM(アンパン)代表)は、「真鶴出版2号店」のプロジェクトで「美の基準」に基づいた設計に取組み、美の基準についてコメントしている。
“真鶴の「美の基準」の場合は、いまある地形や地域の環境に、人間サイズの技術で寄り添った結果として生まれる生活空間に、美を見出しているんだと思います。外から何かを持ってくるのではなく、いまある生活と空間の分かちがたい関係を発見して、それを言葉にして、その言葉を自由に解釈してもう一度空間をつくることが求められていると思うんです。”(「パターンランゲージ」から理想の未来を描く 未来は自分で変えられる!市民主体のまちづくり:HITACHI Linking Society 2025.10.02)
最近の10年では、真鶴出版がハブとなってつながりと変化を生み出している。真鶴出版は、出版事業で真鶴を発信し、宿泊で真鶴に迎え入れ、まちのリアルを紹介する。開業から7年で、宿泊などを機に真鶴に移住したのは、28世帯62人になる(2022年5月時点)。
さらに、複数の事業者によって、訪問者と地域住民との接点となる場を地域住民同士のつながりによって複線化する仕組みができており、移住関心者は享受した地域内の住民との接点を「地域」としてとらえ、移住意思を形成している。
また、住民主体の活動が増加している。
名付け得ぬ質を味わう
「美の基準」はデザインのルールだが、美の基準を共有する本では「作法」という言葉が使われている。実際、ルールを守らなくても罰則はなく、ルール自体にも「ツッコミどころ」がある。どのような変化を生み出しているのか。
平成19年に、美の基準が施行されて初のマンションが建設された。開発事業者は最初は構えて来たという。それに対して「美の基準は御社の物件に対して価値を作るもの」という趣旨が行政から伝えられた。徹底した協議が行われ、事業者からの提案がいくつも出てくる。「眺める場所」という基準にならって、エントランスホールを挟んで海側と道路側がガラス張りにされ、通行者が向こう側の景色、相模湾まで見通せるようになった。マンションは発売後すぐに完売した。パンフレットには「日本一厳しい景観基準をクリアした物件」と記載されていた。
美の条例を10年間運用した卜部直也さんは、これを「パラダイムシフト」と呼ぶ。パラダイムシフトは大きな建築だけでなく、小さな体験のつながりを生み出ている。町の路地(真鶴では「背戸道」と呼ぶ)では、「静かな背戸」「街路に向かう窓」「壁の感触」などの基準に沿った空間が、歩いていると自然と挨拶をしたりするなど人と人のつながりを作り出す。また、「地の生む材料」は、真鶴が古来から小松石の特産地であることから、費用の安い木端石(立派な材料を取った後の石)の利用を勧めているが、最近は入手が困難になっている。それについて協議が行われ、真鶴らしい材料やデザインが工夫されている。
美の基準が作り出す空間について、定期的に広報が行われている。2025年にはJR東日本のイベント「駅からハイキング」の中で、真鶴出版の川口さんの企画、真鶴に拠点を置くクリエイティブチーム濁点のデザインで真鶴駅のポスターが制作された。

美の基準キーワードの駅提出ポスター(2025年)
運用の苦労が生み出した知恵
美の基準を含む美の条例は、施行された当初はいくつかの点で型破りだった。まず、90年代は都市計画は国を中心に行われていた。また、国内のまちづくりは「高さ制限」や「壁面後退」などの数値基準が中心であった。それに対して美の基準には数字がない。69の基準はどれも抽象的に書いてある。
そこに協議的対話が価値をつくる余白が生まれたが、卜部さんは「私が入った当時(2000年)から5、6年は条例がうまく機能していなかった」と運用の苦労を振り返る。
「ふさわしい色」とピンクの家の話は運用の状況を伝えている。この個人住宅は景観法が平成17年(2005年)に施行され、真鶴町が認定されてから、第1号の案件である。役場に施主から「壁をピンク色にしたい」という相談が来た。それに対して、卜部さんは「なぜピンクなのか」と相手の思いを聞くことから丁寧に始めた。そこには、真鶴を愛する施主の思いがあった。対話のプロセスから協議の環境が生まれた。その結果、施主の思いを反映する形で、赤を基調に周囲と調和する壁のデザインが出来上がった。
卜部さんは対話的協議のプロセスについてこのように話している。
“美の基準とは、対話と協議で「真鶴らしい景観とは何か?」を考えてもらうプロセスです。建物の協議で調わない場合、外構の植樹で勝負することもあります。極力、変更命令ではなく、協議を求めていく、「最適解」を探していくことを基盤にしています。”(変えないことが価値をつくる、生活景がいきづくまちづくり 〜真鶴町「美の条例」:NEXT WISDOM FOUNDATION 2016.10.07)
他方で、真鶴や「美の条例」の翳りも見られる。町の人口は減少が続いている。また、美の基準を「無視」した公共建築が指摘されている。
真鶴における今後の可能性で興味を引くのは、美の基準は行政基点だが、役場が介在しない形が志向されていることである。2015年にオープンした真鶴出版の存在が大きい。2026年に真鶴デザイン委員会が動き始めている。
個性の解放と運用の知恵
最後に、前橋市と真鶴町で生まれた知恵を整理したい。
用途ごとの分離や効率を最大化した近代の合理的都市設計とは異なり、ヒトやコトが出会う余白を設計に活かすことが有効ではないか。

Green & Relax構想提案書(前橋商工会議所、2019年3月)より
“歩く暮らし”を増やしたいとする。そのために活用できるものはいくつかある。上の図にあるように、法律や市場ルール、また地域文化などの規範も有効である。注目したいのは、日陰・ベンチ・短い街区・安全な交差点などのゆるやかなルールである。法学者でサイバー空間に詳しい法律家のレッシグは、これを4つの制約原理における「アーキテクチャ」と名付けた。また、アーキテクチャは共創の知恵として位置付けることができる。この考え方は「パタン・ランゲージ」としてポストモダン建築を推進したアレグザンダーによって提唱された。
2つの概念/ツールを紹介する。
4つの制約原理は、2000年代に法学者ローレンス・レッシグが提唱した、人間の行動が、法、社会規範、市場、アーキテクチャ(CODE)の4つの要素で規制されているという概念。これらは相互に影響し合い、中でもアーキテクチャは創造的な余白をつくるとされた。クリエイティブ・コモンズなど、目に見えない設計として活用されている。
パタン・ランゲージは、1970年代に建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱した、人々が「心地よい」と感じる環境(街や建物)に共通する知識や秘訣を、共同体の知恵として言語化・体系化した手法。単なるルールではなく、状況、問題、解決の3つのステップで構成される。現在までに建築のみならず、Wikiに代表されるITやデザイン、組織論など様々な分野で活用されている。
念の為、前橋市や真鶴町は制約原理を参考にしているわけではない。本レポートにおいて、レッシグが提唱したアーキテクチャを参照する理由は、スマートフォン/SNSの普及からAIの実装において、アーキテクチャがサイバー空間だけではなくリアル空間で「見えない力」として作用していることがある。そして、その力は「見えない権力」として影響しうるが、パタン・ランゲージは、アーキテクチャを共創として位置付ける力がある。
また、パタン・ランゲージは「A Pattern Language」と表記されている。アレグザンダーは不定冠詞にしたのは意味があると書き記している。人々が固有のランゲージ(言語)をつくることが期待されている。そこに、地域や個々の事業者や住民の個性を解放する可能性があるのではないか。
但し、両者はこれまでにいくつかの実践を産んだものの、大きくスケールすることはなかった。なぜか?
前橋市と真鶴町のリサーチから、デザイン・ルールとセットになる運用の知恵が大事なのではないかと考えている。真鶴で取り入れられている「対話型協議」には5つのポイントがある。
1.デザイン・ルールから入るのではなく、場所から入る。土地や敷地の文脈を徹底して読む。遠景・中景・近景から調査を行う。「この場所にとって何がふさわしいか」を共通の土台にする。
2.現地調査を踏まえて、協議の叩き台を作成する。それは組織からの命令や指導ではなく、リクエストとして論点を整理し、当事者間で「何がふさわしいか」を具体的に検討できる形に翻訳する。
3.協議はリクエストに対する回答書から始まると考える。当事者同士の理由を言語化する。住民や事業者の意図は何か。実現できない点があれば理由は何か。他に同じ価値を満たす方法はないか。
4.住民や事業者の要求や希望の背景にある欲求やイメージを聴き、その場所や地域にふさわしい代替案を共創する。
5.“公平性”は画一性ではなく、プロセスの公開性で担保する。デザインルールはその土地らしさを起点とした抽象基準になる場合、「主観的ではないか」「公平か」という問いが繰り返し出る可能性がある。そこで、組織の一方的指導ではなく、住民や事業者を“基準を確定する当事者”として位置付ける。すなわち:一律の数値やルールを押し付けること
ではなく、
というプロセスの透明性で支える。また、協議の結果を個別案件で終わらせずに運用知に変えることが重要である。

株式会社New Stories 代表取締役
太田 直樹
挑戦する地方都市を「生きたラボ」として捉え、行政、企業、大学、ソーシャルビジネスを越境し、未来をプロトタイピングすることを企画・運営。2015年1月から2017年8月まで、総務大臣補佐官として地方の活性化やIoT、AIの社会実装に関する政策立案と実行に従事。2014年まではボストン・コンサルティング・グループの経営メンバーとして、アジアのテクノロジーグループを統括。シビックテックを推進するCode for Japan理事としても活動し、国内外のイノベーション人材とつながりを持つ。
参考資料リスト
「真鶴まちづくり条例 美の基準 Design Code」、真鶴町、1992年8月発行
「景観法における景観計画の構成と運用実態に関する研究」小浦 久子著、都市計画論文集 43.3巻(2008年)
「定性基準による協議許可型の景観形成手法の課題と可能性」小浦 久子著、都市計画論文集 45.3巻(2010年)
「一般的市街地の個性ある街並みの創出に向けた景観形成基準のあり方とその運用」高橋梢・内村雄二著、都市計画論文集 47.2巻(2012年)
「美の基準が生み出すもの ー生活景の美しさ」卜部直也著、日本景観フォーラム、2013年2月27日掲載
「変えないことが価値をつくる、生活景がいきづくまちづくり 〜真鶴町「美の条例」、NEXT WISDOM FOUNDATION、2016年10月7日掲載
「「道を通る経験」をデザインする。〈真鶴出版2号店〉思考のプロセス 」、colocal コロカル(リノベのススメ VOL.172)、2019年2月
「真鶴町視察レポート」、有限会社イーズ、2019年8月16日発行
「「美の基準」を出発点にSDGsを推進する、真鶴町」、新・公民連携最前線、2021年9月9日掲載
「首都圏の「過疎のまち」になぜ若い移住者が増えているのか?」、水の文化71号、2022年発行
「「泊まれる出版社」真鶴出版の現在地~静かで小さな暮らしを充実させる試みとは?」、ココロココ、2022年5月
「「美の条例」政策と地域アイデンティティの強化: ー真鶴町における日常生活の美の再発見―」秦 子琇著、第39回日本観光研究学会全国大会、2024年12月
「移住前の移住関心者と住民の関係構築が移住意思に与える影響」、大川朝子著、第39回日本観光研究学会全国大会学術論文集、2024年12月
「真鶴町 美の条例 自治体消滅時代と自治を問う」五十嵐敬喜・三木邦之編著、ほんの木、2025年9月12日発行駅からハイキング 神奈川県真鶴町JR真鶴駅、濁点、2025年掲載
アーキテクチャとパタン・ランゲージ
「パタン・ランゲージ―環境設計の手引」クリストファー・アレグザンダー 著・ 平田 翰那 翻訳、鹿島出版会、1984年12月5日発行
「CODE VERSION 2.0」ローレンス・レッシグ 著・山形浩生 翻訳 、翔泳社、2007年12月19日発行
「「パタン・ランゲージ」でつくる有機的な人の営み」太田直樹著、翻訳書ときどき洋書、2019年5月31日掲載
「「パターンランゲージ」から理想の未来を描く| 未来は自分で変えられる!市民主体のまちづくり」伊藤孝仁・丸山幸伸・沖田英樹対談、日立製作所・真鶴出版取材協力、2025年10月2日掲載
調査チーム
卜部直也(真鶴在住の個人として。真鶴町役場)
川口瞬(真鶴出版)
來住友美(真鶴出版)
藤井明香(真鶴在住の個人として。竹中工務店)
太田直樹(株式会社New Stories)
田中元子(株式会社グランドレベル)
片山とき(株式会社New Stories)
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